毎年4月5月になると実家である我が家につばめがやってきます。
ここ数年は欠かさず来てくれます。
しかも燕同士が巣作りをめぐって喧嘩するほど、人気物件の我が家。
ツバメの巣のフン対策は毎年どうしているのか、雛を守るためにウチでやったことについて書いています。
目次
ツバメのふん掃除
昨日ツバメのヒナが7羽巣立っていきました~。
今回外敵に襲われることなく、全員無事に飛び立ってくれた。
いやぁ~良かった良かった!
とはいっても良いことばかりだけでなく、これまでツバメの糞にも悩まされていました。
私は毎日晩ご飯づくりのために車で実家に向かいます。
実家の庭先に車を停めるのですが、そこは電線の真下。
親鳥がその電線によくとまっていて、その下に車を停めたらもれなく糞がつきます。
なのでツバメの巣作り時期は、電線の下を避けて駐車します。
一番の問題は巣の下。
ヒナたちが巣からお尻を外に突き出して、プッと糞をするんですよね。
雛は5~7羽なので毎日大量のフンが出る。
メンドクサイからといってそのまま糞を放置しているとダニの心配もあるし、そのニオイを嗅ぎつけて蛇がやってくる。
だからダンボールの上に新聞紙を1部広げて、夕方そのフンをそのまま包んで捨てています。(母ちゃんがね)
糞のすぐ下にある新聞紙を2,3枚包んでそのまま捨てるだけ。
紙がなくなったらまた補充すればいい。
毎日新聞紙を捨てるだけなので手軽だし衛生的でもあるし、ニオイによって蛇などの外敵を引き寄せるリスクも減らせるかなーと思っています。
重石を置いておけば紙が風で飛ばされる心配もないし、ウチでは毎年この方法で掃除しています。
ツバメの巣を守るために家族がやったこと
我が家のツバメの天敵は蛇とネコ。
建物の内側に巣を作っているためか、カラスは見たことないです。
ツバメの巣を蛇から守るためにやったこと
蛇には何度も何度も被害に遭いました。
蛇よけに巣の周りに木酢液をまいたり、たばこの吸殻を水に溶いてまいたり、蛇避けの粒剤まいたり。
巣の周りにビニール袋を貼りつけてみたり。
(↑人間が巣に近づいたので親鳥がビビって数時間近づかなかった)
ヘビを避けるためにいろんな方法でやってみたけど、どれも効果なし。
(蚊取り線香は煙がヒナの目を傷つけると聞いたことがあり、やったことはないです)
周辺はクサくなるし、鳥には迷惑だったんじゃないかと思いました。
あと蛇は多分ウチの庭に住んでます。
敷地内に木が数本立っていて、草ぼうぼう。
蛇はこういった茂みの中に生息していると思ったので、1ヶ月前と1週間前に草むしりを頑張りました。
草むしりしてると虫が出てくる出てくる。
ダンゴムシとかテントウ虫とか。
ツバメの餌にならないかなーって思いながら草むしってました。
基本トンボとか飛んでいる虫を捕まえて食べるらしいから、土で生息している虫は食べないかな。
(ツバメは歩くのが苦手なので、飛行中に飛んでる虫を捕まえるようです)
今年になって蛇はまだ見かけてません。
時期的にこれから出てくるかな。
ウチでは蛇よけ剤もビニール袋も効果がなかったから、今年は何も対策せず。
やったことは草むしりくらい。
蛇が近づかないようにリスクを減らすことしかできません。
他の家ではどうしてるんだろう??
ツバメの巣の猫対策
巣のすぐ近くに下駄箱を置いてますが、ウチの近所は野良猫が多い。
ネコが下駄箱の上に乗って、ヒナを狙うときが何度もあった。
だから巣作りしている時期は下駄箱を違う場所に置いてます。
幸運なことに我が家のヒナが猫に襲われたことはこれまで1回もないです。
ツバメが毎年2組来る人気物件の我が家
昨日飛び立った7羽のヒナですが、そのうちの1羽だけ最後まで巣に残ってました。
他の6羽は飛び立ったのにこの1羽だけ羽ばたくのがコワイのか飛び立たない。
落ちこぼれの子。
親鳥が何度も何度も巣にやってきて早く飛び立つように催促しますが、この子は巣の中に入ったまま。
ウチの母親いわく、その日は1人だけさみしく夜を過ごしたんだとか。
翌日の朝親鳥が迎えに来てようやく最後の1羽が飛び立ったそうです。
見捨てなかった親鳥スバラシイ(*´∀`*)
母鳥が卵を産み付けて3週間くらいで、全員飛び立ったのではないかと思われます。(日にちは正確に数えてませんが)
私鳥はちょっと苦手で触るのもダメなんですが、親鳥の子育てや子どもの成長を見るのが楽しかった!
↑ちなみにこの巣は作りかけでここで卵を産んだ親鳥はいない。
この木の台は、たまに親鳥が子どもの様子を見守りつつ休憩してます。
うちボロボロ家だけど、つばめにとっては人気物件。
自慢じゃないけど自慢です(*‘∀‘)
毎年毎年欠かさずツバメが巣作りしにやってきます。
調べてみると、数年間同じ親鳥が同じ家に卵を産みにやってくるらしいですね。
毎年戻ってくるなんてありがたや~ありがたや~。
しかも毎年2組のツガイがたまごを産みにやってくる。
去年の第1回目のツバメたち
去年の第一陣は7羽ヒナが生まれましたが、成長するにつれ巣の中に全員が入りきらなくなり、毎日1羽は地面に落ちていました。
(下は段ボールに新聞紙敷いてるから多少のクッションにはなったかも)
落っこちる度に家族が巣の中に戻していましたが、毎日必ず1羽は落ちる。
定員オーバーということで、使われていない左の巣の中に落ちたヒナを入れました。
独り離れてしまった子どもに親鳥は見向きもしません。
捨てられたこの子のエサはどうしようか?
このままほっといたら死んでしまうだけ。
そう思った私は釣り専門店に行き、5mm弱の小っちゃい幼虫を買ってきました。
脚立に乗り割り箸で餌を与えていましたが、すでに弱っている。
翌日には死亡してしまいました。
残念無念!!
去年の第2回目のツバメたち
第一陣のヒナが6羽巣立った直後に、第二陣がやってきました。
しかも2組も。
1つの巣をめぐってツバメ同士が体当たりで喧嘩するって知ってました??
1羽が壁に激突したらしい。(母親談)
そういう熾烈な争いの後、勝った方のツガイが巣の中に卵を産み付け抱卵開始。
確か5羽ヒナが生まれたけど、結局生き残ったのは0。
最初に2羽蛇に食べられて、その衝撃で別の1羽が落下で死亡。
その後親鳥が一生懸命残りの2羽に餌を与えていたけど、2羽ともいつの間にかいなくなっていたので蛇に食べられた模様です。
もぬけの殻になった巣の周りを親鳥が数日間クルクル飛んでいました。
あれは悲しかった。
子どももかわいそうだけど、親鳥が子どもを探している様子を見ていて心が痛かったです。
自然界とはそういうものだからしょうがないけど。
ちなみに蛇などの天敵が現れた時、親鳥は大きな声で鳴きます。
朝方異常な声を聞きつけた母親が巣を見に行ったとき、巣の近くまで蛇が来てひな鳥を食べる直前だったとか。
ヘビをほうきではたいてその時は全員無事でした。
でもあるときは、蛇がヒナを丸飲みした直後で蛇の胴体が膨らんでいたとか。
ツバメのふん掃除まとめ
我が家のツバメの巣のフン対策は、
- 巣の下に段ボールを敷き、その上に新聞紙を1日分広げて重石をのせる
- 夕方暗くなる前に新聞紙と一緒に糞を包んで丸めて捨てる!
手間もかからずなかなか良いですよ。
昨日7羽とも無事に成長して巣立って行ったことは私にとってすごくうれしい出来事でした。
おまけ。
先日飛び立った子どもたちでしょうか。
昼間ちょくちょく遊びに来ます。
まだ旅立ちは先かな…。