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セラミドとは何?働きや減る原因を知って肌を守る!

セラミドとは一体何ぞや?
保湿するのに良い成分ってことは分かってる、分かっているよ…。

実は皮膚の外側にある表皮に存在している物質なんです。

セラミドの働きや作られ方、減る原因についてまとめているので参考にどうぞ。

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セラミドとは何?

セラミドセラミドとは角層(角質層)の細胞間の隙間を満たしている細胞間脂質の主成分のこと。
(図で言うとピンクの点々です)

水分を細胞間の間でしっかり挟み込む性質があるため、水分を保持しておく保湿成分です。
つまり表皮からしみ出した水をしっかり抱きかかえて離さない脂質。それがセラミド。

人間の肌からセラミドを奪ってしまうと、肌の水分は80%も低下する実験データもあるんだとか。
細胞間脂質(セラミドなど)は人体の80%の水分をキープしているということ。

他には

  • 角質細胞の中にある※天然保湿因子(NMF) 17~18%
  • 皮脂 2~3%

で残りの水分を維持しています。
※天然保湿因子とは人間がもともと持っている皮膚の保湿成分

セラミドが減少すると角層の水分が奪われやすい。
健康な角質層は約20%の水分が含まれていますが、それ以下の水分量になった状態が乾燥肌。

子どもの頃はぷるんぷるん潤っていたお肌も歳をとるにつれカッサカサになってしまうのは、加齢や洗いすぎによってセラミドが減ってしまうから。

子どもの肌と老人の肌はセラミドの量も全然違うから、見た目も悲しいかな…
あれだけ違うんですね。

セラミドの働き

水分をしっかりとはさみこむ働きがあるセラミド。
脂溶性物質です。脂質の一種。

角層から水分が蒸発するのを防いでくれます。

セラミドが多ければ、エアコンで肌が乾燥することはない。
セラミドが少なければ、皮膚内に水分をとどめることができずに蒸発してしまう。

結果、乾燥肌を招いてしまうことに。

セラミドは水と油を結合する不思議な構造を持っています。
普通水と油は結合しないですけどね。

水・油・水・油とミルフィーユ状態(←ラメラ構造と言いますよ)になっているので、バリア機能の働きもありウイルスやアレルゲンなどが体内に侵入するのを防いでくれます。

セラミドの作られ方

セラミド角質細胞間で作られているセラミド。

基底層で生まれた表皮細胞は約4週間かけて押し上げられ、死んで角質細胞に変わります。(ターンオーバー)
つまりセラミドは、ターンオーバーと共に4週間かけてじっくり作られるもの。

この4週間の間に角質細胞間脂質(いくつもの資質の混じり合ったもの、おもにセラミド)が作られることに。

表皮細胞が死んで角質細胞に変わると、セラミドはぶわーっと角層に広がり、細胞同士を繋ぎしっかりギュギュっと水分をつかんで離さない。

水と油がサンドイッチ状態になり、外敵が侵入しないようバリアする働きを持っています。

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セラミドが減る原因

セラミドを作るのに4週間という期間が必要なので、加齢でターンオーバーが遅れるとそれだけセラミドが減少します。
ターンオーバーの乱れは紫外線や睡眠不足、ストレスなども影響しています。

あとクレンジングする行為も、セラミドが減る原因になる!

セラミドは脂質。
クレンジングに含まれる界面活性剤は、セラミドの成分を奪ってしまうのですよ。
でもメイク汚れはきちんと落とさなきゃ。

一般的にオイルクレンジングは刺激が強いので、クリームタイプやミルクタイプなどマイルドなものを選ぶとセラミドの流出が減ります。

そしてクレンジングを肌に長時間のせたらアカン。
あかんのですよ。

肌が荒れるだけでメリットなし!

クレンジングクレンジングの量はたっぷり手に取って、短時間で汚れを落とし、さささーっとぬるま湯で洗い流すこと。洗顔

参照した本↓
素肌美人になるためのスキンケア美容医学事典 [ 吉木伸子 ]

セラミドとは何なのか?まとめ

セラミドは脂溶性物質で、水分を細胞間の間でしっかり挟み込む性質があるため、水分を保持しておくにはとっても優秀な保湿成分。

肌の表面の角質層で水と油を繋ぎとめる働きがあるから、お肌にしっとり潤いを与えてくれます。
そして水・油・水・油とミルフィーユ状態(ラメラ構造)で、外からの刺激から守ってくれる成分でもありますよ。

乾燥肌や敏感肌ならセラミドが大事ってことですな(;・∀・)

セラミドの中でも特に保湿効果が高いと言われているものがヒト型セラミド。

セラミド化粧品を選ぶ際のポイントは4つ。詳しくはこちらをどうぞ。

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